この記事では、新NISAの口座開設から最初の投資信託を1本積み立て設定するまでの全手順を、初心者向けにわかりやすく解説します。

「新NISAを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」という方のために、最初のステップをすべて網羅しました。この記事を読めば、今日から行動を始めることができます。なお、新NISAに限らず「そもそも投資をどう始めるか」を広く整理したい方は投資の始め方 完全ガイドもあわせてご覧ください。


まず証券口座を選ぶ

新NISA口座を開くには、まず証券会社(または銀行)を選ぶ必要があります。

ただし、大原則として覚えておいてほしいのが「新NISA口座は1人1口座しか持てない」という点です。複数の金融機関で開設することはできません。

ネット証券を選ぶ理由

銀行や対面証券でも新NISA口座は開設できますが、初心者にはネット証券を強くお勧めします。

ネット証券のメリット

  • 手数料が安い(多くの投資信託は手数料無料)
  • 対象商品の選択肢が豊富
  • スマートフォンで完結できる
  • 積立設定も簡単

SBI証券 vs 楽天証券

2大ネット証券の特徴を比較します。

比較項目 SBI証券 楽天証券
取扱ファンド数 約2,700本以上 約2,700本以上
クレカ積立(ポイント付与) 三井住友カード(最大5%) 楽天カード(最大1%)
ポイント連携 Vポイント・Pontaポイント 楽天ポイント
アプリの使いやすさ やや多機能 シンプルで初心者向け
向いている人 Vポイント・Pontaユーザー 楽天ユーザー・楽天経済圏の人

結論:楽天ポイントを日常的に使っているなら楽天証券、そうでなければSBI証券が使いやすいです。どちらを選んでも、取り扱うファンドや手数料に大きな差はありません。手数料・ポイント還元・クレカ積立を項目ごとに突き合わせたい方は楽天証券とSBI証券をNISA口座で徹底比較も参考になります。


STEP 1:口座開設の申し込み

必要なもの

口座開設には以下のものを準備してください。

  • マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
  • スマートフォン(本人確認に使用)
  • メールアドレス
  • 銀行口座番号(後の入金に使用)

申し込みの流れ(SBI証券の場合)

  1. SBI証券の公式サイトにアクセスし「口座開設」をタップ
  2. メールアドレスを入力し、仮登録メールを受け取る
  3. 仮登録URLにアクセスし、基本情報(氏名・住所・生年月日など)を入力
  4. NISA口座の申し込みにチェックを入れる(ここが重要)
  5. 本人確認書類をスマートフォンで撮影・アップロード
  6. 審査完了の連絡を待つ(通常3〜7営業日)

注意点:NISA口座は通常の証券口座と一緒に申し込むのが最もスムーズです。後から追加申請すると税務署への届け出に時間がかかります。

申し込みの流れ(楽天証券の場合)

  1. 楽天証券の公式サイトにアクセスし「口座開設(無料)」をタップ
  2. メールアドレスを入力し、認証コードを受け取る
  3. 楽天会員ならID連携で氏名・住所などが自動入力される
  4. 「NISA口座を開設する」を選択
  5. 本人確認方法を選択(スマホアプリでの即時確認が最速)
  6. 審査完了後、ログインIDが発行される

STEP 2:口座に入金する

口座が開設されたら、投資資金を証券口座に入金します。

入金方法

即時入金(おすすめ):銀行のオンラインバンキングから即時に移動できます。SBI証券なら住信SBIネット銀行からの自動入金、楽天証券なら楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が便利です。

振込入金:銀行ATMや窓口からの振込も可能ですが、通常1〜2営業日かかります。

最初はいくら入金するか

「いくらから始めるべき?」という疑問をよく聞きます。

結論は100円から始められます(ほとんどのネット証券で)。最初は月1万円〜3万円程度から無理なく始め、生活に支障がない範囲で徐々に増やすのが現実的です。年収・年代別の目安を知りたい方は新NISAは月いくら積み立てるべきかも参考になります。


STEP 3:積立設定をする

口座への入金が完了したら、実際に投資信託の積立設定をします。

おすすめファンドの選び方

初心者にはインデックスファンドを1本選んで積み立てることをお勧めします。

王道の2択

ファンド名 特徴 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 全世界に分散。最もシンプル 約0.057%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国集中。過去リターン高め 約0.09%

どちらか1本でOKです。「迷ったらオルカン(全世界)」と覚えておけば十分です。S&P500とオルカンの詳しい比較はこちら。つみたて投資枠と成長投資枠の使い分けはこちらを参照してください。

積立設定の手順(SBI証券の場合)

  1. ログイン後、「NISA」タブを選択
  2. 「積立買付」をクリック
  3. 「つみたて投資枠」を選択
  4. ファンド名で「eMAXIS Slim」と検索
  5. 「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選択
  6. 積立頻度:「毎月」を選択
  7. 積立金額:希望額を入力(例:30,000円)
  8. 積立日:毎月の引き落とし日を設定(1日・5日・10日など)
  9. 決済方法:証券口座から引き落とし or クレジットカード積立を選択
  10. 設定内容を確認して「積立設定する」をタップ

積立設定の手順(楽天証券の場合)

  1. ログイン後、「NISA」を選択
  2. 「積立注文」をクリック
  3. 「つみたて投資枠」を選択
  4. ファンド名を検索して選択
  5. 積立金額・頻度・引き落とし先(楽天カード or 楽天キャッシュ or 証券口座)を設定
  6. 「確認」→「注文」で完了

STEP 4:設定後にやること

積立設定が完了したら、基本的にはそのまま放置でOKです。

ただし、以下の確認を定期的に行うことをお勧めします。

月1回:残高確認

  • 積立が正常に行われているか
  • 資産残高の増減を確認(一喜一憂せず、続けることが大事)

年1回:見直し

  • 積立額を増やせないか検討する
  • ライフプランに変化がないか確認する

やってはいけないこと:市場が下落したときに積立を止める・解約する。下落時こそ多くの口数を購入できるため、積立投資の「おいしい局面」です。


よくある初心者の疑問

Q. NISA口座の開設に費用はかかりますか? A. 一切かかりません。口座開設・維持費・購入手数料(インデックスファンドの場合)すべて無料です。

Q. 途中で証券会社を変えられますか? A. 変えられます。ただし、NISA口座の金融機関変更は年1回・翌年1月以降に反映されます。現在の口座で購入した資産は新しい口座には移せず、そのまま元の証券会社で保有し続けることになります。

Q. クレカ積立の方がお得ですか? A. ポイントが付与されるためお得です。ただし上限(SBI証券:月10万円、楽天証券:月10万円)があります。ポイント目的で証券会社を選ぶ場合は、日常生活で多く使うポイントと合わせて選びましょう。

Q. 投資信託はいつ買われますか? A. 積立注文は設定した日の翌営業日以降に発注され、ファンドによって異なりますが注文から2〜4営業日後に約定(購入確定)します。


まとめ

新NISAを始めるステップをまとめます。

  1. 証券会社を選ぶ(SBI証券 or 楽天証券が初心者に最適)
  2. 口座開設を申し込む(マイナンバーカードを準備)
  3. 入金する(まずは1〜3万円から)
  4. ファンドを選んで積立設定する(eMAXIS Slim オルカン or S&P500の1本から)
  5. あとは放置して積み立て続ける

「完璧な準備が整ってから始めよう」と思い続けているうちに時間が経ってしまうのが、最もよくある失敗です。

少額でも、早く始めることが何より大切です。今日、最初の一歩を踏み出しましょう。

口座開設後にどの銘柄を選ぶかは新NISAにおすすめの日本株5選、高配当株で配当収入を得る戦略は新NISA|高配当株投資で年間配当金を増やす戦略もあわせてご覧ください。


※本記事は投資教育を目的とした内容であり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。 ※投資は自己責任でお願いします。


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